2016年6月21日火曜日

最近の修理など

 現在、ゼファー750のエンジンOH行っていますが、KDX125のエンジン腰下、腰上OHも同時に進行しています。

クランクシャフトのコンロッド、大端部のベアリング、クランクベアリング、ミッションベアリングなどを交換をして腰下を組み上げました。

これから、クラッチ類などを取り付けて、腰上を組んで車体に載せたいのですが、部品が一つ足りないので、部品待ちの状態です。。。




 そして、TZR250も一旦完成しました!
お客さんの要望によりまだ、これから他の所も整備する可能性もあるのでアンダーカウルはまだ取り付けていません。

前回までは、キャブレターOH後、エンジンはとりあえずかかるものの、いまいちかかりずらい…そして、アイドリングも安定せず、開けはじめがすごく薄い状態でした。

いろいろ調整しましたが、結局もう一度キャブOH。フロートチャンバにあるチョーク通路の見えないところがまだ、詰まっていました。
念のためスロージェット通路ももう一度清掃し、専用の液を一晩漬けておきました。

次の日、もう一度キャブを取り付け、エンジン始動。チョーク引いてキックを踏み下ろすとすぐにエンジンがかかり、アイドリングも安定しました。開けはじめもいい感じです!その後、試乗をして、アイドリング、エアスクリュを最後に調整して完成しました。TZR250まだまだ現役並に走ります!!


そして、そんなバイクショップハラグチでは現在カスタムバイクを作っています!
SR400を使って、カフェレーサースタイルに改造中です。スタンダードのSRからセパハン、シングルシートに変更をして、リアフレームもそれに合わせて切って溶接しています。リアフェンダーの部分もアルミ板で作りました。
これからバックステップにするための、ステーなどを作って、もっとカフェレーサーになっていくと思いますので、興味のある方は是非ご来店して、御覧になってください。

2016年6月12日日曜日

ゼファー750エンジンOH

今回の修理は、最近中古車でも値段が高くなってきているゼファー750。

お客さんからの電話によるとバイクから異音がしてして突然調子が悪くなったとのこと。マフラーからオイルが出ている?そうなので、安全のためバイクを止めJAFに持ってきてもらいました。

早速エンジンをかけてみると、第2気筒が爆発していなく、確かにそのマフラーの水抜口からオイルがドボドボ出てきています。とりあえずシリンダーヘッドを外して、バルブ、ピストンを点検。


すると、オイルが出ていた第2気筒のピストンが大変な事になっていました…。
わかりますか?第2気筒のピストンヘッド。陥没しています。

これでは、第2気筒のエンジンは回らないはずです。
クランク室からこの穴を通ってオイル上がりしたオイルが燃焼室から排気ポートへ押し出されマフラー側までまわってきていたのですね。

ピストンヘッド陥没の原因は、バルブの脱落によりバルブとピストンが衝突したときなどが考えられますが、今回のは、デトネーションの異常燃焼によりピストンヘッドが溶けてしまった可能性が高いです。






よく見てみると、バルブが当たったよりもピストンヘッド中心が溶けたようになっています。
そして、写真ではわかりずらいですが、ピストンの奥に見える、クランクコンロッドの小端部の上に溶けたピストンの破片がくっついています。




エンジン腰上の部分の、シリンダー、シリンダーヘッド、カムシャフトなどです。
シリンダーは、スリーブが多少傷んでしまっていたので井上ボーリングさんに頼んで、ボーリングをしてもらい、その後オーバーサイズのピストンを組みます。



ピストンの破片がエンジン腰下、クランク室まで入りこんでいるため、念のため腰下も分解して洗浄します。
エンジン本体を車体から降ろします。




ここから、腰下分解します。
上下分割式なので、クランクケースを上下に割ります。





分解をすると、クランクシャフト、ミッションなど、エンジンの大事な部分がどのように組み込まれているか見えてきます。


クランクケース、ミッション、クランクシャフトなどを外し、これからきれいに洗浄していきます。


部品が全部揃えば、組み込む作業に入りますが、デトネーションの異常燃焼が起こってしまった原因が未だ、はっきりわかっていないので、キャブレターや他のところも点検しながら解明することが必要ですね。