マン島レース『Manx GP』 今年も行って来ました!


8月20日から9月2日まで2週間マン島で開催されているManx GP(マンクスGP)へ通訳兼メカニックとして参戦してきました!

マン島でのレースというと、5月末から6月初めに開催されているTT(ツーリストトロフィー)が有名ですが、今回参戦しているマンクスGPはそのTTに出場するための登竜門なのです。このレースで実力が認められるとTTへの道が開けます。

実はこの企画2年前の冬ごろから始まっておりまして、去年は見事にNew Comer クラスで2位表彰台、Light Weightクラスでは9位に入りました! 

詳しくはこのサイトで!http://mcrg-1000.wixsite.com/yamanakamasayuki 
ライダーの山中正行選手は、鈴鹿8耐にも22年間も出場している方で実力は折り紙付きです。 現在、スポンサーになってくれる企業や人々を募集中で詳しく知りたい方はうちへ連絡していただくか、直接そちらのHPで宜しくお願いします。来年はTTへ出場するために、もうすでに動き出しています!





公道を使うレースなので、もちろん車検の規定も厳しく、走行前に不備がないか最終点検をしています。
実は練習、予選走行前の雨により、パドックに設営した作業場が雨による泥でぐちゃぐちゃになり、外での整備をせざえるをえない状況になりました。














車検は走行毎に行われ、このように1台1台入念にチェックされます。
この車検後に広場にバイクを待機させてレースを待ちます。










ここがレース前にバイクを待機させておく場所で、レースまで2時間程ありますので、タイヤウォーマーなど着けてレースまで待ちます。



レースでは、スタートラインから1台ずつ10秒ごとにスタートします。
以下はマウンテンコースと呼ばれるコースを走る山中選手の写真です。


このマウンテンコースはTTのレースでも使われるコースと全く同じで、60.725kmあり、今回出場したジュニアクラス、シニアクラスで使用したCBR600ccでは一周20分切るか切らないかのタイムで走ります。レースでは4週走りますので、給油も必要になります。

レースの結果は
  • ジュニアクラス 26位(76台中) 4Lap 01:22:17.445 110.039 mi/h(平均マイル)
  • シニアクラス  26位(71台中) 4Lap 01:20:59.811 111.797 mi/h(平均マイル)
レース結果だけを見れば上位に入れませんでしたが、練習走行からサスペンションやFIのセッティングをいろいろ変えて、まだまだ改善の余地がある中で我々がベストを尽くせた結果でもあります。

山中選手は最後の最後までいい走りをしてくれて、最後のレースのシニアクラスの最終ラップにベストラップタイム゛19:47.605゙゙の目標であった20分を切り、ラップスピードは自身最速の114.371mi/hを記録しました!



表彰式の写真です。上位に対してのみの表彰だけでなく、無事に完走をした選手に対しても表彰があります。今回はジュニアクラス、シニアクラス両方共に完走をしたので、2つのトロフィーをもらいました。下に置いてあるプレートは順位とラップタイム、平均速度が書き込まれています!

この下にある動画は自分でコース横にいて撮った動画です。実際に見るともっと迫力があります!市街地の公道を200キロ以上のスピードで駆け抜けています…。
サーキットとは全く違い、路面も荒れ放題で、雨が降った直後の場合などは、湿っている場所や木下の落ち葉など滑りやすい場所も多々あります。
コースコンディションもサーキットとは全く違うため、サスペンションのセッティングが最も重要となります。サーキットの常識がここでは通用しません!






最後に今回、現地でメンバーとして一緒に参戦したみんなの集合写真です!

次回では、番外編として、マン島へ来ていた観光客のバイクをたくさん紹介します!日本ではめったにお見かけできないバイクや、レア中のレアバイクがゴロゴロあります。そして、全車両かなり綺麗です! ではお楽しみに!

マン島での話を直接聞きたい方はいつでもお待ちしています!

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