カスタムバイクルネッサ完成!教習車の修理も・・・

今回の修理車は教習車で使われているCB400SF(Vtec Revo)です。低速回転時は2バルブで高速回転時になると4バルブに切り変わります!
教習中に生徒が1速から2速に上げようとしたときに、ギヤがニュートラルに入って回転数がレッドゾーンまで回ってしまい、その後エンジンかからずということです。




早速エンジン始動を試みますが、やはりエンジンかからず。
とりあえず圧縮圧力はあるのかを測定しました。規定値は12から13ほどあるのですが、この車両は5から6です…いきなりエンジン回転がレッドゾーンまで回ってしまったためバルブジャンプして、ピストンとぶつかってしまい、バルブが曲がってしまった?などいろいろ想定しましたが、圧縮圧力がないということはエンジンはかからないので点検のため腰上をばらす事になりました!

まずシリンダーヘッドまで外して、この後ピストン点検でシリンダーベースも外します。

バルブクリアランスなど特に異常もありませんでした。そして、ピストンもいたって普通です。しかし、バルブを外してみるととにかく燃え切れていないカーボンがたくさんこびりついていました。教習で使うためいつも低速走行をしているためですね!

 とにかくカーボンがすごいです。。

インレットポートにも吹き返した燃え切れてないカーボンがこびりついてます。。
そして、こちらがバルブ。。ステムシャフトにまでカーボンが。。レッドゾーンまで回った事で破損した部品は無く、ここまでの様子を考えてみると、通常低回転で走行している車両(2バルブ)がレッドゾーンに入った=高回転(4バルブ)まで回ったことよって通常では使われていなかったバルブが開き、バルブステムに溜まっていたカーボンがバルブシート面に付着して、圧縮不足に繋がっていると想定しました。


シリンダーヘッドのカーボンを除去してクリーンに!


ポートとバルブシートも綺麗に!

バルブは全部で16本、そこにバルブスプリング、細かい部品のコッター、シムなどあるので、どれか一つでも無くしたら大変です!厳重に管理します。

バルブに付いていたカーボンも綺麗に取り除きます。

バルブなど全てシリンダーヘッドに取り付けました!これからエンジンに組み付けます!





そして、こちらはやっと完成したカスタムバイク‟ルネッサ”!!


白いヤマハの文字を付けただけで水色のタンクが引き締まりました!

ヘッドライトカバー、サイドカバーも黒に再塗装したのですごく綺麗に仕上がりました!





ワンオフで造ったマフラーから出る音もVツインならではの迫力がある音がして、走り心地も充分です!

実はこの車両すでに納車が決まりました!興味を持っていた方がいましたら申し訳ございません…また、新しくカスタムバイクを造る予定ですのでお楽しみに!





 季節も春になってきて暖かくなったので、先週は秩父方面にツーリングへ行ってきました!長瀞の桜道でバイクと一緒に!


そこから神流湖の下久保ダムへ!

その先を走っていき恐竜の足跡?と呼ばれる名所へ!
中央にある窪みが足跡だそうです。。




バイクショップハラグチのゴールデンウィークの休業日は5月3日から5月7日なりますので、営業は2日までそして、8日からになります!

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