2017年6月28日水曜日

CRM250ARエンジンOH、ルネッサカスタムも徐々に!


マン島から帰ってきての初仕事がCRM250ARのエンジンフルOHです!

クランクベアリングの音が大きいという事でOHの依頼を受けました。そのついでにフルでOHということでできればクランク、ピストンなどもすべて交換したかったのですが、残念ながらクランクとピストンは欠品で出ず…しかし、ベアリング関係は全て出るので交換します!ピストン関係もリング、ピストンピンなどはまだ出ます。

 早速分解をしてみました。オイルが中で真っ黒に固まっている様子がはっきり見えると思います。

ものすごく固まっていて取るのが大変でした。。
実はこのオーナーが半年以上乗っていなくて、リードバルブの2ストオイルを混ぜるところから垂れだしていて中で固まってしまったんですね。。

クランクとピストンもこのようにオイルが付着して色が変わってます!

 クランクベアリングは手で回してもわかるくらいガラガラいっていました。ミッションベアリングはそれに比べて、音もなくまだ使用できる範囲でしたが、せっかくなので交換させてもらいました!また、ミッションベアリングのみでここまでバラすのは手間が大変ですからね。

 腰下を組み上げています。

腰下が組み上がりました。
写真には取ってないですが、リードバルブにもたくさんのオイルが付着していて、交換をしたかったのですが、またもや欠品ということで、慎重に割らないように洗浄をしました。
こちらは排気バルブのカーボンを綺麗に洗浄した後です!
CRM250ARはその前の型式と違った大きい排気バルブが付いておりここにカーボンが詰まって固着してしまうと排気バルブが動かなくなったことにより、高回転域回らなくなってしまい、はたまたそれが原因でPGMがパンクしてしまうという最悪の結果になってしまうので、細目な洗浄が必要です!しかし、この排気バルブのおかげで高回転域の伸びは別物です!!
そして、こちらがその完成したエンジンを載せたCRM250ARです。試乗もしましたが、2スト250の良さがしっかり出ていて、尚且つモタード仕様でオンロードタイヤも履いているので、一般道でも乗りやすくて楽しいバイクですね!

 こちらは現在カスタムバイクとして製作中のルネッサのホイール。
スポークを新品に張り替えます。

そして、今回選択したタイヤがロビンタイヤというメーカーの450-18のサイズで純正から1サイズ程太く大きいです!ホワイトリボンと呼ばれるように、ウォール部分が白くなっておりカスタムバイクを造る上でいい感じになるんじゃないかということで選んでみました!結果はできてからのお楽しみですね!

 どうでしょうか!?もともと太いタイヤを履かそうと思っていたので、サイズ感もよく加工なしで収まったので良かったです!そして、このホワイトリボンもいい味が出てます・・・
ちなみにエンジンも降ろして、腰上のみ塗装で腰下はワックスで磨き上げました。綺麗になりました!

まだまだこれからですね!

2017年6月19日月曜日

マン島TTレースから帰国しました!

6月12日にマン島から日本へ帰国しました!
結果などは、山中さんの応援ページのブログから知っている人も多いと思いますが、http://mcrg-1000.wixsite.com/yamanakamasayuki/blog
結果はSupersports(CBR600RR)クラスで49位と本場TTレースでは出場者全員が熟練のライダーの中でトラブルも無く確実に完走をする事ができました!順位だけをみれば結果だけの挑戦になってしまいますが、タイムと最高速、平均時速の全てで去年を上回る結果を出すことができました!
1周60,725Kmのコースを19:40.947
平均スピード 115.016mph(185.100km/h)
最高スピード 165.147mph(265.778km/h)
このマウンテンコースでの歴代記録では、1000㏄のSeniorクラスでMichael Dunlop選手が出した平均スピード133.962 mph (215.591 km/h)が1位です。もう一度確認しますがこれ平均スピードです!そして、最高速はBruce Anstey選手が出した206 mph (332 km/h)です!ものすごい速さです!


こちらは山中選手!
正にマン島レースでのみ見られる壁すれすれのライディング!








レースが行われたその日に表彰式があり、順位に関係なく完走をしたライダーは表彰されます!
Supersportsクラスは決勝2レースあるのですが、残念ながら雨により延期が繰り返され最終的に中止となってしまいました。。。レース2に備えてタイヤを新品にしたり、マシンセッティングの変更などをして準備万端だったのですが、天気には逆らえずそのまま撤収作業を行いました。


こちらがチーム員の集合写真!
日本から準備をしてきたいつものメンバーに加えてイギリス在住でホンダで働いてるMartinです!現地での情報収集や部品調達など、凄く頼りになる方です!






TTの会場ではダイノマシンでのエンジン計測が可能でどのチームもベストセッティングを出すために連日並んでいました。朝早くから時には、夜11時にもエンジン音が響くこともありました。。

ガレージ内での走行前点検。

TTレースでは、タイムスケージュールがマンクスGPに比べて過密で、時には夜中までの作業を強いられました。
こちらの写真は今回のマン島レースで同行して、写真を撮って頂いた桑島さんの写真です!どれも綺麗な写真で背景などを見ると、一般道路そのままっていうのがわかりますね!

 そしてこちらは、ヒルベリーと呼ばれるコースセクションのところです。長い直線からコーナーに入っていく観戦ポイントでもあります!








実際に走っているライダーはこのような感じになります!右側アウトラインから、左側のイン側へ切り込んでいきます!
ライダーはパジェットレーシングから参戦のConor Cummins選手です!地元マン島出身の長身ライダーです。


こちらがその動画です!実際にその場で見るともっと迫力があります!

今年のTTは何かと話題になっており、その一番の話題となっていたのがGuy Martin選手の2015年以来の復帰!この方ものすごく独特の雰囲気を持っており、TTレースのみならず自伝本やテレビなどにも出演しておりイギリスでは有名な方となっています!

29番がSupersportsクラスのCBR600RR、そして、奥の8番が新型CBR1000RRでSuperbike,Seniorクラスに出場します。

 練習走行前の写真。
 こちらはレース直前の様子。ゼッケン1から20まではスタート前まで最初に移動して、ここで待ちます。
残念ながら、マシントラブルによりリタイアとなってしまい、ケガをしてしまったので、レースで出走する事はありませんでした。

しかし、こちらのTT Zeroクラスと呼ばれる電動バイクのクラスでは、無限のSHINDEN(神電)で出走し見事2位に入りました!

1位は同じ無限で、John McGuinness選手の代役で選ばれたBruce Anstey選手です!
こちらの電動バイクのスピードは19分13秒924、時速117.710マイル(時速189.4km/h)となかなかの速さです!走っている姿は音も静かで迫力に欠けますが。。。これからこのようなバイクが主流になっていくのしょうか。

そして、無限の皆さまと日本人チームという事で記念写真を撮らせていただきました!

会場には、無限の元社長にして、あの本田宗一郎の長男である本田博俊も来ていました!とても気軽に話をかけていただいてその気さくさに、どっかのTT好きのおっさんかと思ってしまいました。。。いつも差し入れを持ってきていただいたりレースに対する情熱はまだまだ持ってます!日本のホンダもホンダレーシングの原点であるTTレースにもう少し力を入れてほしいですね~